人事考課
人事考課とは、企業や組織がそれぞれの考え方にもとづいて、従業員の勤務態度や実績など、人事や労務管理の一環として適正に評価を行うことをいいます。主な人事考課としては情意評価(勤務態度、協調性、積極性、熱意・情熱など)をはじめ、能力評価(知識・技能、実行力、指導力、判断力など)、業績評価(仕事量、仕事の完成度、業務の達成度など)などから管理者は適正に評価を行い、賃金、昇進・昇格の有無、配置異動、能力開発などを決定します。
近年は成果主義や役割等級制度等の新しい人事管理システムの導入にともなって、@従業員の能力や適性を分析・評価し、適材・適所の配置を実現するため(配置・異動面)、A現在あるいは将来発揮することが要求され期待される職務遂行能力と本人の能力の発揮度や伸長度とを比較し、教育訓練ニーズや啓発の必要点を把握するため(職能開発・育成面)、B従業員の能力や業績・貢献度、職務行動などを明確な客観的基準で評価し、賃金・賞与、昇格・昇進などに反映することにより、公平で公正な処遇を行うためなど、人事考課の目的は多様化してきています。
このように人事考課は従業員(部下)の賃金や昇進に直結し、この人事考課を行う管理者は重大な責任と役割を持っていると言えます。
ちなみに、かつては人事考課を行う企業は「年功序列型」の企業、つまり新卒者を中心に採用している企業に多く見られる傾向がありましたが、、現在では転職者(中途採用)を主体に採用を行う企業が多く、「能力主義型」の評価へ移行しつつあります。 |