有限会社人事・労務

YKアクロス株式会社(旧社名:菱三商事株式会社)様

※弊社主催パネルディスカッションより抜粋

■人事の仕事についてどう思われますか

実は、人事部の前にコンピュータのシステムの作成を26〜7年担当していました。

システムというのは、実際には人がプログラムを作って、人が使うと。

そういう意味では、この人事の仕事も非常に似てると思っています。

全然、違う畑のような気もしますが、結局は「人」であって、「この人に頼みたい」とか「この人は嫌だな」とか、コンピュータの仕事もそうですけど、なによりも、人のことをより考えなきゃいけないと考えています。

■ 今、人事制度の作成が終わり、就業規則の作成に入っていますが、どのようにお考えですか?

例えば人事、総務関係というのはですね、どちらかというと、みんなの目に触れない部分だと思うんですね。

例えば、私、畑中先生なんかといろんな制度を作ってるんですけど、実はお恥ずかしい話なんですけども、人事部にくるまで、見たことなかったんですね。

というのは、なにかトラブルがないと、意識が向かないと思うんですよ。だからってそういう部分が要らないっていうことではなくてですね、非常に空気のような存在だと思います。だから、その部分がきちっとしてないと会社が回んないことも事実ですね。

昨今、コンプライアンスが重視されていますけれど、相手は人なわけですね。

ですから、その辺の調整をする。

それから、労働組合等と折衝していく。

トップのニーズをどうやって伝えるだとか。あらゆることがあると。

その中には、根本としては規定があるというか法令があり、いろんなものがある。絶対に必要な部門。

僕は経験が浅いというのもあるんですが、畑中先生や瀧田先生に助けてもらいながら、菱三商事らしい制度が出来上がったと思います。

■そろそろ賞与の査定の時期ですが、評価制度は如何ですか?

私たちのように150人くらいの会社だと、評価をする相手の顔が見えてしまうんですよね。「あいつのところはそろそろ子供が生まれるな」とか・・・

だから、人を評価すると言うことはとても難しいですよね。評価の基準も、業績といっても部署によって扱っているものが違うので、そもそもの売上が全く違っていたり、情勢によっても変わってくる。

だから、かなり人事・労務さんのお力を借りていますね。

人事制度が出来上がったときに各支社を全て回って社員説明会をして頂いたので、やりやすかったと思います。

人事の仕事だけではないかもしれませんが、やはり社員がどれだけ納得してくれるか?が大事だと思います。

会社は売上がないと死んでしまいますが、その売上を作る社員のやる気がなくなってしまえば会社は立ち行かなくなりますから。

その点で、とても感謝しています。

■弊社の仕事についてどのように思われますか?

他のコンサルタントっていろんな、例えば電話なりダイレクトメールなりがありますが、話をすると非常にマニュアル的なんですね。

我々が何でコンサルティングをお願いしているかというと、うちの会社の中で、菱三の中でどういうふうにアレンジしてやってもらえるか?という部分なんですね。

マニュアル的なことだけ言ってくると、その段階でもう「この人は違うな」ってちょっと思ってしまいますね。

だから、やっぱり本音というか、人事労務さんの場合、その会社がどういう業容で、どういう商売してて、どういう経営方針でというのを理解してくれるので、心強いパートナーだと思います。

社会保険労務士さんの部分について言えば、最初は社会保険のこと云々などなど、きちっきちっとしたことだけをやってる方なのかなと思ってましたけども、人事労務さんを見ていると、制度を変えたとか、評価をどうするというところまで人事全般にわたって相談に乗っていただけるのでお願いしていて安心できます。