賃金表 賃金表とは、支給する賃金の金額とそれぞれの条件を記載した一覧表のことをいいます。もう少し具体的に言うと、学歴や年齢、勤続年数、職務、職能などによって、どのような金額になるかを詳しく表示した一覧のことを指します。通常は能力給、年齢給、役職手当によって月例給が構成される場合には、それぞれに賃金表が存在することになります。 多くの中小企業では、実際には賃金表を使わずに従業員の給与を支給している所が大半を占めています。しかしながら賃金表を作成する第一の目的は、自社の従業員の賃金管理を適正に合理的に実施していくためであり、各社の賃金体系は賃金表を見ればすぐに分かります。つまり自社の従業員への賃金における待遇のあり方を公式に表明したものということができます。 また、従業員にとっても、「自分がどういう場合にどのような賃金がもらえるのか」を知る上で重要であり、賃金表に沿った運用がきちんとなされている職場では安心して仕事に従事することができます。 現在一般的に使われている賃金表には、大きく分けて�@号俸表、�A昇給表、�B段階号俸表、�C複数賃率表の４種類があります。