多面評価 - 有限会社 人事・労務 

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多面評価

多面評価とは、人材育成や評価の公正性、客観性の確保のために、上司だけではなく、部下や同僚など多方面より評価を行う制度をいいます。評価導入の目的としては、複数の評価者が評価することで客観性、公平性を実現する点にあります。多面評価は周囲のあらゆる方向からの評価であるため、360度評価とも呼ばれることがあります。また、評価者を上位者や同僚に限る場合は、180度評価と呼ぶ場合もあります。

実際に運用する場合の注意点としては、評価者が部下で被評価者が上司である場合には上司が部下へ媚びたり、同僚同士であれば談合が行われたりするリスクもあり、運用が非常に難しい評価制度でもあります。特に、安易に短期的な業績評価に多面評価を利用した場合には、評価制度そのものが機能しないだけでなく人事制度や職場環境全体に悪影響を及ぼす場合もあり、運用にはその辺りのことも考慮して実施する必要があります。

多面評価の運用を上手くいかせるためには、評価者のスキル向上や評価制度への理解が重要になります。また、多面評価を導入している企業では、評価の結果を報酬に反映させるのではなく、管理職に対する部下育成への活用という視点に立ち、結果を本人にフィードバックし「気づき」を与えるに留めるケースが多いのも特徴の一つとなります。
現在は一定規模以上の企業において道入が進んでいますが、運用の工夫が進むことによって、より多くの企業での導入が進むものと思われます。

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